当院では、子宮卵管造影検査や子宮鏡検査など、不妊治療に必要なほとんどの検査を院内で行うことができます。
また、体外受精や顕微授精といった生殖補助医療のために、東日本では初めてとなるナノレベルの空気清浄度を実現したスーパークリーンルームを備えております。この清浄度を実現した施設は、東日本では当院が初めてです。
綺麗な環境の中で、患者さまの大切な卵子を安全に管理し、治療を行います。
不妊治療・産婦人科診療
受付
不妊治療・産婦人科診療の受付は2階になります。
再診時は、1階のタッチパネルにて受付を完了させてから、2階受付にお越しください。
初診・久しぶりの受診の方は、1階の総合受付にお越しください。
待合室
スーパークリーンルーム
当院の培養室は、高度なフィルターを介してナノレベルの塵まで取り除いた空気を循環させたスーパークリーンルームです。
ナノレベルの塵まで取り除いた室内の空気清浄度はISOclass1レベルを保ちます。通常の培養室の空気清浄度はISO規格のclass6~7相当(病院の手術室と同レベル)で多少の粉塵を含んでいます。当院の培養室環境はそれら通常の施設と比べ遥かに清浄で、全く塵を含まないと言っても過言ではありません。
異物にさらされない、安心できる環境で皆様の卵子をお預かりします。ナノ分子の研究を行っている研究者がその空気清浄度に自信を持っている姿を確認して導入を決めた、当院一の自慢の設備です。
VOCフィルター
VOCとは揮発性有機化合物のことで、建物の建材等から発生するホルムアルデヒドなどのことです。
我々は培養室と培養器に流入する空気チューブにVOCフィルターを設置し、空気中に溶け込んだ有機化合物を取り除き、きれいな環境で皆様の卵子と胚をお預かりします。VOCフィルターを設置することで臨床成績の改善の報告があり、よりよい環境での治療をすすめています。
タイムラプスインキュベーター
体外受精や顕微授精のために皆様からお預かりした卵子の受精状況と、その後の胚の発育具合をこまめに撮影し観察します。
培養器から外に出すことなく安定した環境で胚の培養を継続できるため、より適切な胚の評価が行えます。移植の際の胚の選択をより適切に行うことで、治療成績の改善が期待できます。
紡錘体観察
顕微授精を行う際の顕微鏡には、紡錘体観察を可能にする特殊なフィルターが装着されております。顕微授精の受精成績の改善のためには、卵子の紡錘体を避けて針と精子を挿入することが大切とされています。当院ではそれを確実に行える用意があります。
凍結タンク
卵子や精子、受精卵を凍結保存するためのタンクです。タンクは二重構造になっており、内部を極低温に保つための液体窒素を効率的に使用できます。また、アルミニウム製の容器を使用することで、液体窒素の蒸発量を最小限に抑え、安定した温度管理を実現しています。
採卵室
当院の採卵室は、HEPAフィルターによる徹底した空気清浄を行い、清潔な環境を保っています。光に弱い卵子を傷つけないよう、なるべく暗い場所で作業を行います。また、卵子をすぐに培養室へ運べるよう、採卵室と培養室は隣接しています。
リカバリー室
採卵室に隣接したリカバリー室で、安静にしていただきます。リクライニングソファでゆっくりとお休みになりながら、看護師が状態を定期的に確認いたします。何か気になることがあれば、お気軽にお声がけください。
経膣超音波
妊娠のためには、良い卵や胚を獲得することだけでなく、子宮内の環境もよくなければいけません。
子宮内の環境を評価するためには様々な方法がありますが、ポリープや粘膜下筋腫、子宮奇形の評価のための最新の方法が3D超音波です。一般のクリニックに設置されることはほとんどありませんが、よりよい子宮の評価方法を追求する院長のこだわりで導入しました。
子宮鏡(軟性子宮鏡・硬性子宮鏡)
デジタル画像で子宮内の状態を鮮明に観察可能な子宮用の内視鏡装置です。子宮内膜ポリープや子宮粘膜下筋腫の状態の確認や、子宮内膜炎の評価、選択的卵管通水のために使用します。細経で、痛みを感じにくいオリンパス製の装置を使用しています。
設置されている施設は少ないですが、当院ではよりよい子宮の評価方法を追求する院長のこだわりで導入しました。
当院では、子宮内膜ポリープや粘膜下筋腫の切除のための硬性子宮鏡も用意しており、子宮鏡下手術が可能です。子宮内の因子により妊娠しにくい状態と考えられた場合、スムーズに加療に取り組めます。
レントゲン撮影装置
子宮内や卵管の評価のために、透視撮影が可能なレントゲン撮影装置を設置しました。
院内で子宮卵管造影検査が可能で、卵管因子や子宮因子についての詳細を確認できます。検査に伴う痛みをできるだけ少なくするための工夫を凝らして検査を行っています。撮影した画像はデジタル現像し、診察室にあるモニターで説明いたします。
ホルモン測定装置(cobas e411plus、ロッシュ)
排卵誘発中の各種ホルモンのモニターや、卵巣予備能の評価、黄体機能不全の診断、妊娠判定などに使用します。院内で迅速に測定結果が得られるため患者さんの状態にあわせて素早く対応することができます。
SMAS(Sperm Motility Analysis System)
SMASは精子の状態を短時間で正確に分析できる装置です。精子の数や動きを数えたり、その様子を詳しく調べたりすることができます。従来の検査方法よりも詳細な情報を得ることができ、より適切な治療法を選択することができます。
美容医療
受付
不妊治療・産婦人科診療の受付と同じ2階になります。
施術室
内科・健康診断
受付
内科・健康診断の受付は1階になります。