2022年における当院でのART(生殖補助医療)の治療成績をお知らせします。
報告に用いる臨床妊娠率は、胚移植1回あたりの臨床妊娠率(子宮内に胎嚢(赤ちゃんの袋)を認めた割合)で、報告内容は以下のとおりです。
- 胚移植あたりの妊娠率(新鮮胚、凍結胚別)
- 胚移植あたりの妊娠率(胚移植全体成績、全国平均との比較)
胚移植あたりの妊娠率
(2022年1月〜12月、新鮮胚・凍結胚別)
凍結胚移植の妊娠率は41.3%(国内平均は36%)
新鮮胚移植の妊娠率は21.7%(国内平均は20.7%)
2022年1月〜12月の川越医院での治療内容別のART成績です。胚移植1回あたりの臨床妊娠率(子宮内に胎嚢(赤ちゃんの袋)が認められた割合)です。日本全体での全年齢における治療成績(2020年日本産科婦人科学会報告)は、新鮮胚移植の妊娠率は20.7%、凍結胚移植の妊娠率は36%でした。当院での全年齢における臨床妊娠率は、新鮮胚移植で21.7%、凍結胚移植で41.3%でした。
本比較では、全国平均との詳細な比較が困難なため、続いて、新鮮胚移植、凍結胚移植を合わせた胚移植全体での成績を全国平均と比較して示します。
胚移植あたりの妊娠率
(2022年1月〜12月、全国平均との比較)
当院の胚移植あたりの妊娠率は38.8%(国内平均は33.9%)
2022年1月〜12月の川越医院でのART治療成績。胚移植1回あたりの臨床妊娠率(子宮内に胎嚢(赤ちゃんの袋)が認められた割合)です。凍結胚移植、新鮮胚移植のいずれも含む全体での治療成績で、日本全体での治療成績(2020年日本産科婦人科学会報告)と比較しました。
いずれの年齢階層および全年齢において、川越医院での臨床妊娠率は日本全施設平均よりも高い成績を得られました。
その他の治療成績は、順次報告を加えていく予定です。
川越医院では、毎年治療成績の改善を加えて参りました。ART治療においても、全国平均より良好な成績を上げており、自信を持って診療を行っております。皆様の期待に応えられるよう、これからも成績改善への努力を続けて参ります。